【発達障害男子の育児】趣味を伸ばしてやることが一番大事。趣味サークルの運営サイドで社会性を学ばせることが最適な理由。

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うつ病休職980日目です。980か・・・もうすぐ1000だなぁ・・・

さて、今日のブログは発達障害の育児に関して書きます。今日は「発達障害の当事者が、育児をする」という内容ではなく、「発達障害の我が子の、育て方」です。

私は38歳でアスペルガー・ADHDと診断されたオッサンなのですが、逆に言えば38歳まで自分が発達障害と知らずに、生活してきた・仕事をしてきたというわけです。実際に、自分が発達障害であることを7人の友人・同僚に告知しましたが、誰も信じず「君は違うだろう。それは誤診だろう。」という反応でした。

周囲の方々(妻子・両親・同僚・友人など)に散々迷惑を撒き散らかしてきたかと猛省しておりますが、そうは言いながらもギリギリなんとか生活・仕事が成り立っていたわけです。なぜ「隠れ発達障害」だった私でも、生活・仕事が成り立っていたのでしょうか?自分の経験や生育歴から振り返りまして、なにかしらお役に立つ情報発信をしたいなと感じております。

というわけで、「発達障害の我が子の、育て方」と言いましても、「私の子育てについて」では、ありません。私には小学生の娘が二人おりまして、二人とも発達障害では、ありません。娘のことではなく、むしろ私自身にフォーカスしています。「私の親は、私のことをどう育てたのか?」「私は学生時代、どんなことをしていたのか?」という部分を掘り下げていきます。

子育てとは、つまりは我が子を就職・結婚させるまで育て上げることだと認識しています。発達障害だろうが精神障害だろうが、自力で生活していけるならば、なんら恥じることなく堂々と生きていけば良い。私は当事者としてそう思っています。なんだか偉そうなこと書いて、申し訳ありませんが、なんだかんだ言っても、まずは就職ですよね。

今日は「隠れ発達障害の私は、どのようにして社会性を身につけたのか?」というテーマです。「私の生育歴や、育てられ方」については後日に。私の体験談から、発達障害の育児のヒントを見出してもらえたら幸いです。

私が社会性を身につけた一番のきっかけ。それは、空手道場だったのです。

中学時代の暗黒サッカー部に嫌気がさし、高校時代は部活に所属しておりませんでした。高校2年の時、駅前にあった極真空手に入門します。同世代はおらず、年上の先輩ばかりでした。稽古は厳しかったですが、年上の方々から可愛がってもらい、妙に居心地がよかったことを思い出します。

大学に進学しまして、極真空手とは別の、空手道場に入ります。今にして思えば、私が社会性を身につけたのは、この時の経験が大きかったです。

空手道場の人たちは、師範も指導員も門下生も、みな別の本業を持っています。様々な職業の人たちが、様々な目的で空手を学びに来ていました。

当時、私なりに空手の稽古に励んでいましたので、師範や指導員から可愛がっていただきました。食事に連れて行ってもらったり、人付き合いのコツを教えていただいたり。

ちなみに、私は小学生相手の、空手指導員をやっていたこともあります。この時は無給だったのですが、今にして思えばギャラを請求してりゃ良かったなぁ(笑)

でもギャラ以上に勉強になったのは、「社会人の皆さんが、師範に接する時の態度」を見学できたことです。といっても、師範から空手を指導される時ではありません。

むしろ、雑談する時、食事をする時、お酒を飲む時、議論する時、教えを請うとき、叱られる時、仲間を増やす時、道場を増やす時、指導員になった時、門下生が辞めた時、本人が辞める時。こういった時に、社会人の先輩方が、どのような言動をとるのか。その言動に対して、ほかの先輩方はどのように評価しているのか。この経験こそが、大きかったと思います。「師範に接する態度」を意識しておくだけで、面接や営業など初対面の人と会話する際、なんとか好感度を与えて、今まで乗り切ってこれたのだろうと思います。

このエピソードから、保護者の皆様に伝えたいことは、何か?それは・・・発達障害の子育ては、「好きなこと/得意なこと/趣味をとことん伸ばせ。そして大人の趣味の社会に送り込め」ということです。

空手でも鉄道でもアニメでもアイドルでもゲームでも、なんでもいいのです。本当になんでもいい。夢中になってハマることが大事です。ハマれば、「もっと上達したい」「本人に会いたい」「本物を見たい」「関連するもの全部あつめたい」「同じ趣味の人と、語りたい」このような欲求がでてきます。

すると、当然、外出します。外出すれば人と話します。褒められます。調子に乗って、怒られます。でも、周囲の大人は、個性だと思って可愛がってくれます。優しく教えてくれます。あなたのお子さんの、趣味にかける情熱を見て、敬意を払ってくれます。同じ趣味を追求している「仲間」だと認識してくれるのです。

どんな趣味にも、発表会や大会があります。趣味にどっぷりハマれば、大会の運営側に回る機会が増えます。運営側に回ってからが、社会性を身に付ける本当のチャンスです。周囲の大人も本気で注意してくれます。仕事の疑似体験ができるのです。そして発達障害のお子さんも、「好きなこと/得意なこと/趣味」だからこそ、怒られても続くのです。自分を改善して、このコミュニティで活躍したいと思うのです。周りの人間を観察し、自分をどう改善したほうがいいのか、学ぶのです。

発達障害の当事者が働くということは、特に文系では、相当に厳しいものがあると実感しております(だから発達障害は理系にいけとブログで何度も書いてます)。友人同僚から「あんたは発達障害じゃないだろう」と言われるような私ですが、実態は、もう本当に数え切れないくらいの失敗を重ねて生きてきました。

それでも、なんとか就職・結婚(生活・育児)という社会生活を送れるようになりました。それもこれも、空手道場の大人の先輩から学んだ経験から、なんとか自分なりの最適解を導き出し、なんとか生存してこれたのだと思います。

私は、あなたのお子さんに空手を習わせなさいと言っているのでは、ありません。(もっとも発達障害の男子は、ほぼ確実にイジメられる対象になりますので、身を守るために格闘技はなにかしら経験しておくことを推奨しますが)。

発達障害の男子を育てている、保護者の方へのアドバイス。とにかく「好きなこと/得意なこと/趣味」を伸ばしてあげましょう。勉強よりも、部活よりも、お手伝いよりも、大事だと思います。とことん伸ばしてあげましょう。そして「大人がいる、趣味のサークル」に放り込んでしまいましょう。

もう一度、書きますが、「趣味の展示会/大会の運営側」というのは、仕事の疑似体験ができる場です。趣味だからこそ、周囲の大人は優しく(しかし厳しく本気で)指導してくれますし、お子さんも趣味だからこそ継続できるのです。いつのまにか、社会性が向上していくのです。

私は運悪く、文系に進んでしまいました。相当、苦労しました。あなたのお子さんには、同じ苦労を味あわせたくない。是非とも理系に進学させましょう。理系であれば、発達障害でも食っていけます。そして趣味を通じて社会性を磨けば、就職も結婚も生活も、なんとかやっていけると思います。

発達障害の我が子の育児は、本当に大変だと思います。でも、我が子の幸せを願う気持ちは、発達障害だろうがなんだろうが、同じだと思います。今日のブログの内容が、一人でも多くの発達障害児(そして保護者)の皆様に届くことを祈っています。

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