【書評】あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。

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うつ病休職910日目です。昨日に続き「ボチボチやりましょう系」の本を紹介します。ちなみに昨日のブログでは、【やりがいのある仕事という幻想】 と【心に折り合いをつけてうまいことやる習慣 】という本について書きました。リンクはコチラ

「ボチボチやりましょう系」は、私が勝手に呼んでいるジャンルです。基本的に私は、テレアポ・新規開拓営業が得意ということでもわかる通り、どちらかと言えば「ガンガンいこうぜ」タイプでした。うつ病で休職中のため過去形で書きましたが、たぶん今も本質は変わっていないと思います。

「ガンガンいこうぜ」タイプは、自分にハマる環境なら、活躍できると思います。しかし自分に合わない分野でがんばってしまうと、(私のように)うつ病になっちゃうんだと思います。

うつ病休職中には「ボチボチやりましょう系」を読むことをオススメします。このジャンルの中でも、昨日も紹介した【心に折り合いをつけてうまいことやる習慣】は本当にオススメです。

しかしながら、 【心に折り合いをつけてうまいことやる習慣 】を読んだだけで「ボチボチやりましょう」タイプの人間になれるかと言えば、そんなに簡単じゃありません。読書だけで人間性が変わるなら、誰も苦労しませんよね。

そもそも、なぜ私たち日本人は、こんなに仕事をがんばってしまうのでしょうか?自分に向いていないと分かっていても、過労死するかもと不安を感じていても、がんばりすぎてしまう理由はどこにあるのでしょうか?このような本質的な分析ができていないと、いくら【 心に折り合いをつけてうまいことやる習慣 】のような名著を読んだとしても、自分を良い方向に変えていくことはできないと思います。

そこで、本書の出番です。【あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。/日野瑛太郎/東洋経済新報社】というユニークなタイトル。ちなみに著者は【脱社畜ブログ】の管理人さんです。

本書のキャッチコピー【「たかが仕事」に、殺されたくない!】です。いや本当に、「たかが仕事」に、殺されたくないですよね。ああ、そうだ。このコピーを読んで、うつ病漫画・自殺予防漫画の名著【「死ぬくらいなら、会社辞めれば」ができない理由】を思い出しましたよ。この漫画も必読ですよ。

とにかく「過労死」なんて存在するのは日本だけです。「KAROUSHI」は不名誉なことに英語になっちゃったそうですしね。本書では【過労死は会社による殺人と等しい】と言い切っています。

過労死する前に、自殺する前に、うつ病になる前に、ぜひ上記で紹介した書籍を読んでもらいたい。もちろん、本書【あ 、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。 】も激しくオススメ致します。というわけで、個人的に気に入った箇所を抜粋しながら、本書の紹介をしていきます。

◎はじめに

  • たった一言、「やりがいよりもお金をくれ」と正直に言ったばっかりに、それまで築き上げてきたあなたに対する評価は、跡形も消えてなくなってしまう。
  • 「仕事のやりがい」を否定することは、日本の会社で働く人間にとっては最大のタブーです。
  • 「おまけ」に過ぎない「やりがい」のために、労働の正当な対価である「残業代」や「有給休暇」がもらえなかったり、「やりがいのある仕事だから」という理由で、全然仕事に見合わない安月給で働かされたりするのはおかしいのではないでしょうか。
  • 育児、趣味、ボランティアなど仕事以外にも人生で重要なことは山ほどあります。仕事以外の場面で自己実現をすることはいくらでも可能です。
  • たかが仕事の「やりがい」のためにプライベートを犠牲にし、劣悪な労働環境でいいように使われて、心身ともに磨り減ってしまうというのはアホらしいと思いませんか。
  • 人生で何を優先するかを決められるのは、自分だけです。この本で、一人でも多くの人が仕事の「やりがい」という呪縛から解き放たれることを祈っています。

いかがでしょうか、「はじめに」を読むだけで、本書を読みたくなりませんでしょうか?本書は、自分自身にとっても非常に重要であり、二度とうつ病を発症しないためにも、再読しようと思います。明日のブログに続きます。

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