続【書評】パブリック・スピーキング最強の教科書

Pocket

うつ病休職725日目です。気が付けば、あっという間に師走ですね。

昨日に続き、【パブリック・スピーキング最強の教科書】書評です。

◎第5章;最強の伝え方は「セットアップ」が9割

セットアップとは、準備のことです。

本書は基本的に講演やセミナー稼業をする人向け、スピーチする機会が多い人向けではあるのですが、一つ一つの具体的なアドバイスは、営業マンにも役立つことがたくさんあります。「セミナー」を「営業」等、自分の環境に当てはめて読み替えて読むと、得るものが多々あります。

さて、気になった箇所を抜き書きしていきます。

  • 無料アンケートツール「Questant」は、事前リサーチするのに便利。
  • セミナーの前に、学習用コンテンツを作っておく。挨拶動画など。
  • あらかじめ課題を与えて、教育しておくと、当日のセミナーが答え合わせの場となる。
  • 承認を取ってはじめて、「話をする権利」が得られる。本題に入る前に、「今回のセミナーにはどんな価値があるのか?」「あすの朝には皆さんにどんな未来が待っているのか?」これを伝えるべし。
  • 冒頭は個人的エピソード交えるのも良いが、誰もあなたに関心はない。そこで関心を引くため「リトマス法」がよい。前半に大きな問題・試練が登場し、次にいきなり結論。それから、理由・経緯を話す。ギャップをつくる。
  • ストーリーは「~からの脱却」をテーマに考える。ストーリーにはテーマが必須。世界観やコンセプトも考えておく。
  • ストーリーが切り替わる瞬間=「チェンジポイント」を詰め込んだドラマで盛り上げる。「スラムドッグ$ミリオネア」など映画の予告編をみて勉強する。
  • スピーカーは自分の弱さ、問題の深さを修復不可能なレベルまでさらけ出す必要がある。これが共感を生む。イメージとしては包丁で突き刺し、グリグリねじられるような深さ、ここまでやってはじめて、人は共感してくれる。

◎第6章;人見知りでも大勢と意思疎通ができるコミュニケーション術

  • 壇上に上がったら「笑顔が素敵な歌のお兄さん」になる。聞き手は3歳児と思おう。
  • いかにギャップを生み出すか。ジャケットを脱ぐ行為も、その一つ。
  • 適切な自己紹介、プロフィールは、聞き手に合わせて毎回かえるべし。
  • 強烈なビフォーアフター・ストーリーを用意する。スピーカーまたは聞き手の「変化」にフォーカスして話す。最低でも3回、できれば5回、大きなギャップを生み出す。
  • 「今からちょっと、男性のお客様にお話したいのですが・・・」「今度は女性の・・・」このように話すと、自然と全員が当てはまることになり、容易に当事者意識を植え付けることが可能になる。

◎第7章;身体・声・言葉の使い方をマスターする

  • 本気で大勢の人を巻き込むようなスピーカーになりたいのなら、演劇から学ぶのがベスト。
  • ボディランゲージの基本は、姿勢。まず足幅。下腹部に意識を集中。
  • 関心を高めたい時は、ゆっくり歩きながら突然クルっと向きを変えると効果的。
  • 声の使い方次第でストーリーに厚みがでる。声の使い方ポイントは6個ある。①ピッチ(声の高さ・低さ)②ボリューム③速さ④強調⑤間を取る⑥呼吸
  • 一流スピーカーは「早めのペースでエネルギー高く」話すのが基本。マシンガントークでOK。
  • 「オーラがある」「場の空気を支配する」この正体は、声の使い方。
  • 話していて、何か困ったら、聞き手に質問する。教えてもらったら「ありがとう」。
  • 質問と感謝のセットを10回以上。いかに聞き手に参加してもらうか。
  • 質問のコツは「エンロール・クエスチョン」。漫然と質問するのではなく、お客様全体を巻き込むような質問の仕方をする。マジックワードは「どのくらい」と「もっと」。
  • 「お金持ちになりたい人は」と質問したら直後に「ではお金持ちになりたくない人は」と反対の質問をする。これで全員に当事者意識が生まれる。
  • 一般的な質疑応答ではダメ。一人の問題を、会場全体の問題として考えさせるように仕向けないといけない。自分に関係があると思うと、人は相手の言葉に耳を傾ける。

 

いやいや、本書は単なるセミナー講師向けの教科書ではありません。なんだか社会復帰したくなる、世間とつながりをもちたくなる、そんな本です。うつ病リハビリ中の私でも、なんだかワクワクしてきます。経営者やリーダー層だけでなく、すべての社会人にとって役立つ内容ではないかと思います。あすに続きます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です