続々【書評】心に折り合いをつけてうまいことやる習慣

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うつ病休職715日目です。

昨日、一昨日に続き、【心に折り合いをつけてうまいことやる習慣】の書評です。

自分が気に入ったところをメモしているだけなので、はたして書評と読んで良いのかわかりませんが。

うつ病や精神疾患、発達障害で苦しんでいる方には福音ともいえる良書です。

ちなみに第1章、第2章について書いた2日前のブログはコチラ

第3章、第4章について書いた昨日のブログはコチラ

◎第5章;あれやこれやを、両立していくには

  • 仕事と家庭の両立は、多くの人にとって大事なテーマです。
  • 自分の理想があるのに、それにまったく到達できてなくて、自信をなくしたり、イライラしたり。まじめで、責任感のある人にはつらいでしょう。でも私は思うんやけど、なぜ、理想どおりでないといけないんやろか?それは、誰のためなんやろか?中途半端でええんですよ。
  • 万事がうまくいくことはないんやとあきらめて、「では、それなりにうまくやっていくにはどうすればええんやろか?」と切り替えたもん勝ちやと思います。
  • 完璧を目指して挫折するよりも、ブサイクな形でも続けていくことのほうが大事なんやないかと私は思います。
  • 家庭の平和が、何をおいてもいちばん。それさえ守れれば、あとはぼちぼちで。子どもが病気になったり、非行にはしったりしたら、仕事どころやなくなってきます。親の都合で子どもの心を乱したら、それはぜんぶ親にはねかえってくるもんなんです。
  • 完璧でありたいっちゅうのは、親側の勝手な都合なんです。子どもの幸せにはまったく関係ないもんです。親がニコニコ笑って機嫌よく子どものそばにいてあげるほうが、よっぽど子どもの成長には大切なことです。
  • 人生に辛抱する期間はつきもの。辛抱が必要な時は、ゴールや期間を決めてみたらどうでしょう。先が決まっていると思うと、つらい・しんどいと感じていたことが、少しラクになってきます。
  • 会社経営をしていて、社員が動いてくれないとなげきそうになったなら、そんな会社にしたのは誰なんや。転職がうまくいかなくて、思い通りの仕事ができないのなら、そんなふうに働いてきたのは誰なんや。そんなふうに、人のせいにしないという覚悟が、人を一段と大きくしてくれるんやないでしょうか。己の人生、己に責任を持つということが、自分らしく生きるかどうかということに、最終的に必要になってくるんやろうと思います。

◎第6章;「日々たんたん」な生き方

第6章は、聞き書きした(共著者である)奥田弘美先生が、中村恒子先生から学んだことを紹介する、という構成です。

ちなみに本書は、1~5章は、中村恒子先生が「私は~思いますんや」と一人称で語る。そしてコラムで、中村恒子先生の怒涛の人生が紹介される。そんな構成です。

では、以下は奥田弘美先生の視点で、お読みください。

  • 恒子先生の言葉からは、悩んでいる時間が、いかに不毛でもったいないか気づかせてくれます。私たちは、恵まれた時代に生きているからこそ、「悩むほどでもないこと」に執着し、考えすぎ、不安を大きく、被害者意識を強くしてしまっているのかもしれません。私自身、人生の壁にぶつかって悲観的になりそうになるたび、「大丈夫、きっとなんとかなる」そう言い聞かせることで、不思議と「よし、もう一丁がんばるか!」と大きな勇気を与えてもらっています。
  • 恒子先生には、「他人と比べる」という視点がありません。「他人には他人の人生があり、自分には自分の人生がある」という考え方が徹底しています。恒子先生は何十年も同じ職場で働いていても、人間関係のトラブルに巻き込まれることなく、働き続けています。それができるのは、人間関係でも暮らしでも仕事でも「常に足るを知っている」からだと思います。自分に必要なものはなにか。これを追求していくことが、「自分は自分、他人は他人」を実践していくヒントになるはずです。
  • 恒子先生の絶妙な人間関係の距離感は、どこから生まれてくるのでしょうか?それは、「孤独を恐れない心」から生み出されているのではないかと、私は考えています。孤独に対するネガティブイメージがまったくないのです。「もともと人は一人で生きていくもの」「孤独はよきもの」という恒子先生の心のスタンスが、逆に恒子先生を慕う人を増やすのです。人間関係をもっとよくしたいと望むのであれば、ひとりの時間を大切にすること。実はこれが、根本的に大事なことなのかもしれません。
  • 人生の結果は、すぐには出ない。各々、人生の瞬間瞬間で大事にすべきことがあり、まずはそれをおろそかにしないことが大事なのだと、恒子先生は自らの人生を通じて教えてくれたのでした。

◎はなばなしい成功や活躍せずとも、一隅を照らす存在になればよし。

本書221ページに、中村恒子先生からのラストメッセージが。

  • 長いこと精神科医をしてきて思うことは「人は悲しみや苦しみを分かち合う人をいつも探している」ということです。人は根本的には、自分ひとりでいきていかねばなりません。自分を100%助けてくれる人はいないし、自分を四六時中きにかけてくれる他人さんもいない。そのことを、腹に据えていくことがうまいこと生きていくにはまず大事。何が起きても、これは自分の人生なんやと主体的に考えることです。でもね、「それだけでは寂しい」というのも実際のところなんやね。
  • どんな人もみんな、心の奥底にさみしさや不安、孤独、苦しみをいつも感じながら生きています。そうした悲しさや苦しみを、少しだけでも分かち合える人がいれば、ちょっとだけ楽になったり、元気になることができるんやと思います。そうやって折り合いをつけていくんやろうなということです。
  • 折り合いをつけるというのは大変な問題で、完璧に割り切ることはたぶん誰もでけへんと思うのやけれど、私の座右の銘の一つは「一隅を照らす存在になれればよし」というものです。自分の置かれた環境で一隅を照らしていければええ。自分のまわりにいる人に温かい光をささやけでも送れればそれでええやないかと思うのです。
  • 人生の満足感は、誰か他の人が決めるもんではありません。誰かと同じような人生を生きなければならないという決まりもありません。「これが自分の人生や」と、一つ覚悟を決めてください。結局人は、「自分らしく」しか生きられないんですわ。人に振り回されっぱなしの人生に疲れた時は、そんなことをぜひ思い出してください。

◎読後の感想

うつ病の私にとって、中村恒子先生の教えは、「できてないことだらけ」です。

どれもこれも、できていません。

だから、うつ病になったんやろな~と思います。

感想を書く気力も残っていない(本を書き写すだけで疲れます)ので、これくらいしか書けません。

ただ現在の、職業訓練校など社会復帰を考えているタイミングで、本書に出会えたことはラッキーだったなと思います。

何度も読み返して、少しずつ実践していきます。

中村恒子先生、ありがとうございます。いつまでもお元気で、長生きされてください!!

 

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