続【AI×データ時代における人材要件と日本の課題】

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うつ病休職711日目です。

昨日の投稿に続き、【AI白書2017】の書評です。

【AI×データ時代における人材要件と日本の課題】とは、【AI白書2017】に掲載されている安宅和人さんの人材戦略論です。

今後人類はデータや人工知能を避けて通れないのでしょう。

特に発達障害の若者は、AIやデータを人並み以上に勉強したほうが良いと思うので、このブログで紹介させていただきます。

では、昨日の続きです。

◎今後、必要とされるデータプロフェッショナルとは

まず先に、今後、必要とされない人材とは。

基礎研究にしか関心がない人、統計だけの専門家、単なるデータの専門家、単なるプログラマー、単なるSE。

うーむ・・・厳しいですね。「統計の専門家」「データの専門家」になるのでさえ難しいのに。

それでは今後、必要とされるデータプロフェッショナルとは?

①時代の変化から生まれるリアルな課題解決にエキサイトする人

②統計的素養をもった上で、情報科学を用いて課題解決できる人

③ビッグデータ処理を実験環境から本番環境までできる人

「ひとりで全てできる必要はない」と書いてありますので、どれか1つでもOKということでしょう。ただ、現状の日本では①②③いずれも厳しいようです。産学官あげて努力しないとヤバイのでしょうね。

◎境界・応用領域こそ専門人材が必要

様々な業界において、各々の専門性を持ちつつも、データに詳しい人材が必要。

単なるデータ化・AI化の段階(フェーズ1)では、すでに日本は負けている。大敗である。

その先の、2025年頃から訪れるAIの一般利用段階(フェーズ2)、

そしてAI同士がつながりあうインテリジェンスネット化(フェーズ3)、

フェーズ2とフェーズ3に備えて、人材を相当厚くしていく必要がある。ここは日本にも勝機がある。

つまり、現役のサラリーマンや学生が、各々がデータやAIについて必死に学べば、日本はまた復活するいうことでしょうか。詳細は下記リンクを。

「これから求められる人材について」

◎必要なのはデータサイエンティストだけではない

先ほどの内容と関連しますが、「データサイエンティストさえいれば人材課題が解決する」というわけではなさそうです。

「ビッグデータの持つ力を解き放とうと思えば彼らだけでは足りない」そうです。

「力を解き放つ」ってカッコイイ表現ですね。

情報の入力・処理・出力の段階において、データサイエンティスト以外にも様々な人材が必要とのこと。

◎日本固有の課題

①AI×データ領域におけるそもそもの専門家の層の薄さ

目先の専門家層、リーダー層の人材不足は深刻であり、明治維新のように、おかかえ外国人教師が必要なレベル。ここまで深刻なんですね。

文部科学省は、いったいなにをしてきたのでしょうか。

②ミドルマネジメント層が役立たずに

ミドル層とは、現在の30代~50代のことでしょう。

私もそうですが、普通のサラリーマンは、現在のような歴史的局面において、そもそものチャンスと危機、現代の挑戦の幅と深さを理解できていません。

「(ミドル層が)生き延びるためにはスキルをrenewしなければならないが、そもそも身に付ける方法がわからない上、学ぶ場所がない。

このままでは革新を阻害するシニア人材(じゃまなオジさん)だらけの社会になってしまう」。。。うーん、辛辣。

逆に言えば、現在フリーターやニート、引きこもり、精神疾患、発達障害の人間も、必死にAIやデータについて学べば、活躍どころか逆転できるチャンスがあるということでしょうか?

というか、ぜひそうなってほしい。このまま、負け組で終わっては、悔しいですよね。

◎3層+2+1

これからの時代、日本における人材育成戦略は「3層+2+1」だそうです。

◎3層とは

・基礎データリテラシーを上げる(義務教育からデータについて勉強)

・専門家育成(理工系学生を増やす)

・次世代リーダー育成(国家プロジェクト始動)

つまり、将来の専門家、将来のリーダー育成です。

◎+2とは

・ITエンジニア

・ミドルマネジメント層

両者をAI×データ時代に即した形でスキルを刷新する。

これは、既存労働者層の話です。

◎+1とは

目先の専門家、リーダー不足については、早急に海外の人材を取り入れる。

◎まとめ

以下に、安宅和人先生の、まとめの言葉を、掲載します。

「以上見てきたとおり、ここから先はこれまでの日本の産業的な強み領域を十分活かしうる応用フェーズに入る。人材課題への対応については「3層+2+1」をいかに迅速に立ち上げ、回していくかが、今後の我が国の勝負どころの一つとなる。実にエキサイティングな時代である。」

ホントに、時代が変わっていくんだなと思います。

先生には、先が見えているのでしょうね。

・・・さて。

明治維新と、敗戦。

日本は過去に2回、激変しています。

人工知能が3度目の激変となるのでしょう。

娘の教育上は当然ですが、私自身の身の振り方を考える上でも、おおいに参考になりました。

皆様もよろしければ【AI白書2017】を、または来月発売の【AI白書2019】を、是非お読みください。

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