医療系職業は、発達障害の適職と言えるか再検証してみた

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うつ病休職573日目です。

1ヶ月ほど前に、発達障害の子の適職として、7つの分野を紹介しました。

過去記事リンクはコチラ

7分野のなかで、医療系職業についても取り上げています。

この記事を読んだ妻から、

「看護師はチームワークとコミュニケーション必須なので、発達障害に向いていると言えるかな?」

という指摘があり、再考することにしました。

医療系といっても幅広く職業がありますので、もうすこし掘り下げて考えていきます。

◎私と妻の経験値

私はデザイン会社の仕事で、数多くの医療職の方々にインタビューさせていただきました。

営業や制作の過程で、病院をリサーチすることも当然に行っていました。

医学部教授・病院理事長・医師・薬剤師・看護師・事務長・経営企画担当者など

数多くの方に取材をさせていただきました。

一方で妻は、医療事務として働いたあと、外資系製薬会社や国内医療機器メーカーのインストラクターとして勤務していました。

電子カルテや医薬品の導入説明のため、数多くの病院を訪問した経験があります。

私も妻も、医療業界の当事者ではありませんが、外部から観察してきた人間です。

「我が子がもし発達障害で、医療系に進学させるなら、ベストの選択肢は何か?」という観点で、考察をすすめます。

もちろん、私や妻の意見が間違っている可能性もあります。遠慮なくご指摘ください。

◎医師にはアスペルガーが多いという噂は本当か

私が某大学医学部の助教とランチした時(おごってもらいました)、

「ぶっちゃけ、医師はアスペルガーめちゃ多いですよ」と言われていたのが印象的でした。

また妻は数多くの医師と会う過程で、「この人ドクターじゃなかったらヤバイよね」と言えるような、コミュ力が弱い方とも接してきました。

上記の2点を考慮しても、たとえ発達障害であっても、医師になれば活躍の舞台はたくさんあると想像できます。

医療の世界では医師の権限が大変大きく、だからこそ周囲のサポート体制が整っています。

お子様の成績が優秀で、意欲もあるのなら、ぜひドクターを目指しましょう。

なんといってもドクターは最強の資格です。

◎看護師はコミュニケーション力が必須

妻から指摘されて、思い返したのですが、確かに看護師さんにはコミュニケーション力が必要です。

私が取材させていただいた看護師さん達も、(特に婦長さんは)コミュ力に優れた方ばかりでした。

チームワークも必要ですし、柔軟で臨機応変な対応が必要。

患者さんに寄り添う必要もあるし、家族とのやり取りもある。

夜勤があるので、「業務の引き継ぎ」は必ず発生する。

これらコミュニケーションの必要性を考えると、発達障害の当事者に向いているとは言えないか。

とはいえ、命を預かる仕事だからこそ、研修体制や業務マニュアルは充実しており、

看護師を目指す意欲があるお子様なら、是非とも目指していただきたい仕事です。

◎リハビリ職は待遇面や将来性で不安視されている

これは、下記のサイトを見てもらった方が早いでしょう。

理学療法士が抱える今後の不安要素と将来性

リハビリ職の当事者が、待遇や将来性について詳細に解説されてあります。

◎レントゲン技師や獣医など、機械や動物を相手にする仕事は発達障害に向いている

発達障害の適職を考える上で、一般論として、人間相手よりも機械・技術・動物を相手にする方が向いています。

動物病院の場合、ペットがしゃべらない分、飼い主との会話は大変だと思いますが。

ちなみに私の父(たぶん軽度アスペルガー)は、獣医です。父は家畜の診療所を辞めて、地方公務員になりました。

◎薬剤師は将来のAI化の波にどこまで耐えられるのか

現在では、薬剤師は引く手あまたです。

しかし将来のAI化の波に、どこまで耐えられるのか、見えません。

(私が所持している宅建の資格は、薬剤師より先にAI化に飲み込まれてしまいそうですが・・・

とはいえ薬剤師も宅建も、有資格者が多いだけに政治力も強く、簡単にメシが食えなくなることはないように感じています。)

薬剤師に限りませんが、お子様の将来や適職を考える際、AI化の影響は忘れてはいけません。

◎経験者の妻いわく、発達障害当時者は医療事務は避けるべし

医療事務に限りませんが、事務職はマルチタスクとコミュニケーションのプロです。

このブログでさんざん書いておりますが、発達障害の人間は、事務職は鬼門です。

絶対に避けましょう。無理すると私のように、うつ病を発症してしまいます。

◎結論;医療系資格を取得した後は、研究職を目指そう

資格は、あくまで資格です。

資格だけでメシが食えるのはドクターしかないと思います。

それでも前述の医学部助教が言うには「責任重大、スーパー激務、一生勉強。ワリに合わない気がする。金儲けだけが目的なら医師は避けたほうがいい」という世界です。

発達障害にとって、コミュニケーションやマルチタスクは、できるだけ避ける必要があります。

どのような資格をとろうが、コミュニケーションとマルチタスクの嵐で、ギブアップしてしまうのが発達障害。

いかにコミュニケーションを避けるか、マルチタスクを避けるか。これが課題。

良い意味で専門バカが許される職場を目指しましょう。

具体的には、大企業や役所の、研究職です。

研究職こそ、アスペルガーの本領発揮です。

研究職であれば、アスペルガーであっても活躍できるはず。

(私も研究者になりたいです・・・)

医療系の資格を手に入れた上で、資格を武器にして研究職に潜り込む。

もし自分の子供が発達障害だった場合は、このように指導します。

また私自身、このように進路指導してもらえていたら、ここまで迷走しなかったと思います(笑)

◎最後に;お子様の趣味嗜好がなによりも優先する

今回は医療系資格をテーマに、発達障害の適職について再考しました。

しかし、もっとも大切なことは、「お子様の個性を把握すること」です。

医療系の仕事に就職することがベストと言っているわけでは、ありません。

発達障害の当事者は、(親を含めて)他人から何を言われようが聞く耳を持たないところがあります。

一番大切なことは、お子様のやりたいことをトコトン伸ばしてあげることです。

絶対に偏差値なんかを基準にしてはいけません。

発達障害は、偏差値の枠外にいる。そう認識しておきましょう。

たとえ今の偏差値が25だろうが、お子さんが「医者をめざしたい」と言った場合は、ぜひ尻をたたいて応援してあげてください。

たとえお子さんが、「アニメやゲームを作る仕事をしたい」と言ったとしても、頭ごなしに反対せずに、心から応援してあげてください。

発達障害のお子様は、個性をとことん伸ばしましょう。

どんなマニアックな分野でも、AI化されていく今後は、「◎◎博士」と言われるくらい極めてしまった人が活躍します。

 

今日は、以上です。

 

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