マキャベリ風に言うと「中国・朝鮮半島を助けると、日本は滅びる」

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うつ病休職383日目です。今日は、3度目の【なぜニッポンは歴史戦に負け続けるのか】の書評です。本書は、中西輝政氏と西岡力氏の共著です。

西岡先生の「冷戦勝利史観で自虐史観を乗り越えよう」という主張や、まえがき・目次を紹介した記事が コチラ です。

「戦後70年談話」をめぐる、中西先生と自虐史観勢力のバトルについて書いたのが、 コチラ の記事です。

本書は対談形式とはいえ、基礎知識が足りない私には、とっつきにくい本でした。しかし読み始めると一気に読み進んでしまいました。ケントギルバートや百田尚樹の本を読んだ後に、本書を読むと歴史的な背景を学ぶことに役立ちます。以下、勉強になったところを箇条書きで紹介します。

  • 近現代を100年単位で俯瞰する必要がある。1945年で区切っても意味はない。20世紀には共産主義・覇権国アメリカ・白人支配崩壊という3つの巨大な流れがあった。
  • 100年前の日本人は、共産主義の脅威を認識していた。1925年に、悪名高い治安維持法が制定されたが、その背景には1922年に設立されたコミンテルン日本支部の存在がある。コミンテルンとは世界革命、つまり暴力で国家を転覆させようという共産主義の本部。歴史が示す通り(現在の中国では現在進行形)共産主義の特徴は次の4つ。虐殺・独裁・腐敗・謀略。
  • 戦前から戦後を通じて、日本には3つの勢力があった。日本の体制を壊そうとする社会主義者・共産主義者の勢力、つまり左翼。大多数だった保守層、つまり右翼(ただし極右は除く)。まんなかにいるのが「リベラル・親英米派」。この分類はGHQ情報将校ハーバート・ノーマン(ソ連のスパイ)の分析による。
  • GHQは日本の保守勢力に対する偏見・警戒心が強く、20万人もの公職追放を行う。しかし冷戦が本格化すると同時に、GHQは「左翼はまずい」と考え、まんなかの勢力(リベラル・親英米派)を育てることにした。
  • アメリカはロックフェラー財団やフォード財団から金をひっぱり、日本の学会への影響力を高めるため懸命の努力をした。その結果うまれた学問が、国際関係論や国際政治学。こうしてリベラル・親英米派を育てていった。
  • 日本が宣伝戦(歴史戦・言論戦・プロパガンダ)に弱いのは戦前も同様だった。外務省の宣伝を軽視した外交が日本を悲劇に追い込んだ。満州事変の後、ワシントンの日本大使館にアメリカのマスコミが取材に来たが、日本大使はマスコミや広告業者を追い返した。マスコミはその足で中国大使館に話を聞きに行き、たった1か月で親中反日のアメリカ世論になってしまった。
  • 1942年ごろから、日本海軍の暗号がアメリカに漏れているという指摘があった。しかし海軍は、暗号漏れを知っていながら、事なかれ主義で、これを隠した。決定的な事件が1944年3月の「海軍乙事件」で、以後、日本海軍の暗号はすべてアメリカに解読され、連戦連敗となる。日本海軍の責任は極めて重い。
  • 冷戦終結後、中国による歴史戦・言論戦・宣伝戦・プロパガンダがはじまった。そのスタートが1991年の慰安婦問題、1995年の村山談話と言える。中国は北朝鮮・韓国を巻き込み、いまや中国国内だけではとどまらず、世界中で「日本は悪だ」という宣伝をしている。

 

ふ~。まだまだありますが、これくらいで。勉強するほどに、20世紀に最も利益を得たのは、中国共産党であるという結論に達します。

戦後、日本は中国・朝鮮半島に対して、どれくらいの援助を行ったのでしょうか。すべて日本人の税金ですよ。私たちの税金が、中国の軍拡や、北のミサイルとなり、大きな脅威となっています。マキャベリの「隣国を助ける国は滅びる」という言葉を、日本人は忘れてはいけません。

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