冷戦勝利史観で自虐史観を乗り越えよう

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うつ病休職377日目です。昨日に続き【なぜニッポンは歴史戦に負け続けるのか】の書評です。

昨日は中西先生のことを中心に書きました。今日は「まえがきにかえて」より抜粋し、共著者の西岡力先生の主張をご紹介します。【冷戦勝利史観で自虐史観を乗り越えよう】という主張を読んで、「なるほど!その手があったか!」と感じた次第です。

  • 戦後というなら、一番近い戦争を起点とすべき。第三次世界大戦というべき冷戦こそが起点となるべきで、ソ連崩壊の1991年を起点に「第一次冷戦勝利25周年」を区切りにして歴史を振り返るべきだ。
  • 日本は自由民主主義陣営の一員として冷戦を戦った。日本国内でも、安保条約など思想戦を激しく戦った。自由民主主義陣営は25年前に勝利した。その後、世界は民族対立とテロとの戦いの時代に入った。しかしアジアでは冷戦は終わっていない。
  • アメリカやEUとともに、日本は冷戦の戦勝国だ。中国は半分負けた。そもそも70年前、日本と戦ったのは中華民国であった中国共産党ではない。
  • 中国共産党は大躍進で数千万人を殺し、文化大革命で数百万を殺し、チベット・ウイグル・内蒙古で異民族支配を行い、天安門で自由化を求める学生を射殺した。
  • (中国共産党が、中国人の虐殺を繰り返している)同じ時期に、日本国民は選挙のたびに自由民主主義陣営に属して共産主義と戦った。

このあと、昨日のブログでも書いた【戦後70年談話】への批判が始まります。「侵略」という文言への批判については、昨日書いた通りです。西岡先生が「もう一つ、見逃せないことがある」と書いています。それは何か。

  • 日本が侵略を受けたという事実を、書いていない。
  • ソ連は日ソ中立条約を一方的に破棄して対日戦争に参戦した。多数の日本人民間人に対して暴行・強盗・強姦を行った。また60万人の軍人をシベリアなど強制連行し、奴隷労働をさせ6万人を殺している。
  • 原爆投下・空襲・沖縄地上戦など、アメリカ軍が民間人を多数、殺傷したという事実の明記も避けている。
  • 日本だけが一方的に悪い、という戦後70年談話には強い違和感を感じる。

「まえがきにかえて」はここで終わり、本編へと入っていきます。目次です。

第一部 われわれにとって昭和史とは何か

1 戦後70年談話をめぐる知られざる攻防

2 東アジアにうごめく共産主義の亡霊

3 個人的な記憶の中の実感的昭和史

第二部

1 昭和が支払わされた大正のツケ

2 戦間期の国際社会は邪悪に満ちていた

3 中国共産党が日本に仕掛けた歴史戦争

4 なぜ日本はインテリジェンスに弱いのか

第三部 われわれは何を克服すべきなのか

1 昭和史を貫く巨大な世界潮流

2 何が戦後の日本を劣化させたのか

3 これからの日本人が考えなければいけないこと

 

明日のブログでは、私が気になった個所を抜粋してご紹介します。正直、最初は「読みにくいな~」「むずかしいな~」と思っていました。でも、気が付けば深夜3時から朝6時まで、読みふけっていました。中韓が仕掛ける歴史戦、北朝鮮のミサイル問題、これら問題の根底に流れる部分がザックリと理解できました。

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