続【書評】最強の農起業~ブルーベリー観光農園で、失敗しない農業経営~
うつ病休職369日目です。昨日(368日目)に続き【最強の農起業~ブルーベリー観光農園で失敗しない農業経営/畔柳茂樹著/かんき出版】の書評です。
本書は、著者の熱い想いがあふれています。脱サラ物語は実に参考になります。満員電車の通勤シーンを読んでいると、私もいろいろ思い出して胸が苦しくなりました。
本書の第8章に「起業のきっかけになった14の問い」というコンテンツがあります。著者が自問自答した場合、すべてNOだったそうです。私の場合も、ほとんどがNOでした。というか、下記の問いにすべてYESと答えられる人は、サラリーマンにはいないと思いました(笑)。
- 会社でやりたいこと、挑戦してみたいことがまだたくさんあるか?
- 会社の中での自分の明るい未来が描けるか?
- 自分があこがれる理想の上司はいるか?
- 自分は会社にとってかけがえのない存在か?
- この先、昇給が期待できるか?
- この先、昇進が期待できるか?
- この先、キャリア、スキルアップが期待できるか?
- 仕事、生活のためには自由は制限されても仕方ないと思うか?
- 自分の仕事が社会に貢献していると実感できるか?
- 今の仕事が自分には天職だと思うか?
- 月曜日の朝、気持ちよく起きて会社に行けるか?
- 今の仕事は、もともと自分がやりたかった仕事か?
- 今の仕事は、なりたかった自分なのか?
- 今の仕事、あるいは会社生活を通して、自己実現ができると思うか?
本書は決して独立起業をあおる本ではありません。ただスティーブ・ジョブスや本多静六、本田健、ゴーリキーの言葉を引用し、一貫して「最高の人生を送るためは、職業を道楽化することが大事だ」「好きなことを、仕事にしよう」というメッセージを発信しています。
もちろん、サラリーマンとして働きながら充実した職業人生を送っている人は、たくさんいらっしゃるとおもいます。たまたま、著者は(私もですが)向いていなかったということでしょう。また著者は今後、「好きなことで起業しやすい社会を実現していく」ことをテーマに活動していくと書いています。
現在、私は41歳です。うつ病による休職生活も1年を突破しました。傷病手当金をもらえるのは、もう7か月もありません。今年は、考えないようにしてきましたが、来年からは仕事について考える必要があります。
でも・・・正直に言うと私にはやりたいことも好きなこともありません。あえて言うなら、新規開拓営業と、読書かな・・・
優柔不断のまま、決断できないまま、気が付いたら41歳になってしまった。優柔不断というのも、発達障害の影響なのかな?わかりませんが。40歳は「不惑」と言われますが、惑いばかりの毎日です。
うーん・・・まとまりのない書評になっちゃいました。すいません。
本書の「あとがき」で引用してあった【生きる意味/上田紀行著/岩波書店】が気になったので、読んでみようと思います。