【書評】「日本でいちばん大切にしたい会社」シリーズ

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おはようございます。うつ病休職334日目です。日本人に生まれて良かったと思う本を、ご紹介します。といっても有名な本なので、ご存知の方も多いはず。

【日本でいちばん大切にしたい会社/坂本光司著/あさ出版】

著者は法政大学大学院政策創造研究科教授です。「なぜこの会社に人材が集まるのか」「小さくてもいちばんの会社」「社員と顧客を大切にする会社」など出版されています。

「日本でいちばん大切にしたい会社」シリーズも、すでに5巻まで出版されています。このシリーズでは、高齢者や障害者といった、社会的弱者を雇用し応援する企業や病院が紹介されています。私は1巻から4巻まで、読んだことがあります。

坂本先生が紹介される企業は、どれも本当に素晴らしいです。まだ読まれたことがない方は、ぜひ一度手に取っていただきたいと願います。

以下、私の本音を書きます。

このシリーズを読む度に、「すごい会社があるんだな。すばらしいな。こういう会社に勤めたいな」と感動します。しかし。その感動は、数日たつと冷めてしまい、いつもの私に戻っていました。

自分自身が、広汎性発達障害(アスペルガー、ADHD傾向)と診断された後でも、同じでした。

私自身が、「障害はあっても、働くことを熱望している人」と出会ったことがなかったせいでしょう。心のどこかで「自分とは、関係ない」と感じていました。

しかし。うつ病になって1年近くの休職を経験し、改めて本書を読んでみると・・・本当に、自分のことのように、感じました。

人間は、働きたいのです。たとえ障害者であったとしても。いえ障害者だからこそ、働きたい。我が子が障害者だからこそ、「働く尊さ」を知ってもらいたい。そう願うようになるのでしょう。

恥ずかしいことですが、自分がうつ病になって初めて、「働くことができる、ありがたさ」を実感できました。同時に、本シリーズの価値を、改めて感じることができました。

本シリーズには、障害者の保護者が、たくさん登場します。「うちの息子を、雇ってあげてください」とお願いして、断られると「じゃあ私も働きます、私の給料はいりませんので、息子に働いて給料をいただく経験をさせてあげてください」と頼み込む保護者。このような保護者が、そして当事者がたくさん登場します。

「人に優しい会社」がたくさん、登場します。きれいごとだけではなく、企業として収益をちゃんと上げています。このような会社や病院がもっともっと増えたらいいな、と願います。

願うだけではなく、私自身も、発達障害の人が気持ちよく働ける社会つくりに貢献したいと思います。

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