【書評】サラリーマンが大学教授を目指す本を2冊、ご紹介

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うつ病休職229日目です。昨日に続き、博士号取得後、研究者、大学教員になるための本のご紹介です。

【ビジネスマンが大学教授、客員教授になる方法/中野雅至著/ディスカバー携書】

新書形式で読みやすい。著者は兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科の教授です。旧労働省の官僚出身です。「朝まで生テレビ」などテレビ番組のコメンテーターもされていますので、ご存知の方も多いでしょう。大学教授って、博士号をもっていなくても、なれるんですね。私は本書で初めて知りました。政治行政、マスコミ、企業勤務など実務家出身の大学教授は、意外と多い。多くは公募されています。著者は、100回も応募して落選し、101回目でようやく大学教員になれたという経歴です。第5章「秘伝 時間がない人のための効率的論文作成法」は、とても参考になります。大学院を出ていない著者だからこそ、働きながら学術論文を書くための様々なコツを教えてくれます。著者は、本書を書くにあたって、下記の松野教授の本「大学教授の資格」も参考にされています。

 

【サラリーマンのための大学教授の資格(実践応用編)/松野 弘著/VNC】

本書は「大学教授の資格/松野弘著/NTT出版」の続編にあたります。著者は千葉商科大学人間社会学部教授です。キャッチコピーは「すぐれた社会人教授になるための方法と戦略」です。「大学教授に求められる資質」として、情熱と覚悟、そして博士号。確かに博士号がなくても教授にはなれるけど、今後教授を目指す人は、一人前の職人(研究職)の証として、博士号が必須。上記の中野教授も、博士号をもっていたら、100回も落選せず、もっと早く教授になれただろうと書いています。

本書は大学教授の生活や仕事、年収にも述べた上で、社会人教授になるための準備や戦略を詳しく書いてあります。実に中身が濃い書籍です。本書の集大成として第7章「大学教授になるための最強の戦略」があります。博士号が必須である理由、とにかく博士号をとるために、まずは大学院に行こうとあります。そして社会人出身の大学教授になるためには、博士号は当然とした上で、「研究実績」「教育実績」「学会での人脈」を蓄積することが大切。本書214ページの「社会人が大学教授になるための戦略マップ」を見ると、ほんとに大学教授ってすごいんだなと感服しました。どちらにしても、社会人として実務家としての実績だけでは教授になれない、論文や出版が何より大事ということが理解できました。

広汎性発達障害(アスペルガー、ADHD傾向)当事者である私が、今から教授を目指すことは現実的ではありませんし、考えることもできません。ただ、博士号を取得するということは、今後の人生を考えるうえで、一考の価値があるのではないかと思います。気力体力、なにより経済的な問題が大きいのですが。。。

同じアスペルガーでも、独身の人、若い方は、研究職や博士号を目指してみてはいかがでしょうか。

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