図書館でGHQが焚書した書籍を探してみたら・・・
うつ病休職296日目です。
数日前に、GHQ焚書図書開封 の書評を書きました。歴史の事実として、GHQが当時の文部省に指示して、全国で焚書をさせました。焚書とは、書籍の没収・処分のことですが、約7000タイトルの本を対象としています。
アメリカが巧妙だったのは、図書館と一般人所有の書籍は、焚書対象から外したことです。図書館と一般人から没収すると、日本人の間に噂が広まりますからね。自由を標榜するアメリカは、焚書をしている事実がバレないように細心の注意を払っています。その代わり、書店や流通網に存在するものは全て没収して処分しました。
「検閲は絶対にこれを禁ずる」という憲法の条文が、アホみたいに空しく感じます。なんだか怒りを感じてきました。日本人をバカにされているような気になって、ムカムカしてきました。
私は、焚書された本を探してみることにしました。
GHQは、図書館の本には手を付けていない。ならば、県立図書館なら残っているに違いない。そう思って図書館のこと調べてみると・・・なんと地元の県立図書館は、米軍の爆撃によって焼失されていた。
あ、これは無理かな・・・と思いながら、ダメもとで図書館に行ってみると・・・
ありました。なんと地元の有志の方々が、個人の蔵書を図書館に寄贈していたのです。
さすが日本人。すげえ。
基本的に貸し出し禁止となっているのですが、複数の在庫がある場合は、貸し出し可能となっていました。下記の4冊を、借りてきました(タイトルは現代漢字に改めています)。
- 日米不戦論(河村幹雄著・昭和5年発行)
- 国防の将来(河村幹雄著・昭和18年発行)
- 皇道日本の世界化(徳富蘇峰著・昭和13年発行)
- 国体の本義(文部省・昭和12年発行)
80年~90年前の本ですが、意外と奇麗でした。黄ばんでいるのは仕方ないですが、破れや虫食いもなく、持ち主や図書館が、大切に取り扱ってきたのだろうと感じました。旧仮名遣い、旧字なので読みにくいのですが、内容は非常に面白い。さすがアメリカが焚書にしただけのことはあります。漢字さえ読めれば、意味は伝わってきます。
というより、日本の漢字や仮名遣いが、戦前と戦後で大きく変わったのも、おそらくアメリカの狙いだったのでしょう。戦後の教育しか受けていない私にとって、戦前の書籍は実に読みづらいです。
具体的な書評は、次の機会に書きますね。