発達障害当事者の【書評】発達障害、治るが勝ち!

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うつ病休職295日目です。昨日いつもの精神科に行きました。主治医に会い「手帳を取得したい」旨を伝えました。その後、近くのジュンク堂書店へ。素晴らしい本に出会いました。

【発達障害、治るが勝ち!自分の生き方を自分で決めたい人たちへ/浅見淳子/花風社】

2017年8月に出版されたばかりの新刊です。これは名著です。すばらしい。ジュンク堂じゃなかったら迷わず購入してました。店内で2時間没頭して全部読んじゃいました。もっと早く本書を読みたかった。

私が広汎性発達障害と診断されたのが38歳の冬。それまで、自分が発達障害だなんて一切考えたことがありませんでした。生まれて初めて行った精神科で、典型的な発達障害と言われて「何言ってんだ、この医者バカじゃねえか」と思ったくらいです(笑)

それ以来、2年半ほど発達障害について、仕事について、人生について色々と思い悩んできました。発達障害と言われたとき、真っ先に考えたのは「治るのかな?」ということです。様々な書籍を読みましたが、「改善はするけど、治らない」という本ばかりで、ガックリきたことを思い出します。

私も「子供のころに判明してれば、適切な療育を受けられて、進路で悩むことも少なかっただろうに」と悔やんだことも、あります。しかし本書を読んだ後は、「発達障害と知らなかったことで、確かに遠回りはした。しかし、自分で人生を切り拓いたことは無駄じゃなかった」このように考えることができました。

いじめられたこともあるけど、それが空手を学ぶきっかけになった。アスペルガー傾向だったからこそ、塾なんか通わずに大学進学できた。仕事は転々としてきたけど、それが新規開拓営業の強みになった。結婚して、子宝にも恵まれた。

もし、本書でいうギョーカイしか知らなかったら・・・就職も結婚も子育ても体験できなかったかもしれない。そんな気持ちになりました。

ギョーカイでは子供に無理をさせないことで、その子の個性や、できる力を奪ってしまう傾向にあるとのこと。頑張らせないのではなく、ぜひ頑張らせてあげてください。お子さんの個性を伸ばす方向に、導いてあげてください。そして、一緒に頑張ってあげてください。

本書の最後に、いいことが書いてありました。「試行錯誤すること、もがくことが、人生」だと。本当に、もがいてばかりだったけど、間違いなく自分の手で人生を切り拓いてきたという実感があります。

この本は、本当に良書です。発達障害関連の本は、私もいろいろと読みましたが、間違いなくベスト3に入ります。

「自分の子供は、だれが何といわれようが、自分が育てる。必ず一人前に育ててみせる。」このように考える保護者にとって、実に頼りになる本です。ぜひ本書を読んでください。そして、お子さんをガンガン鍛えてあげてください。

僕は親父に殴られ、空手でしごかれ、会社で叱られてきましたけど、そのおかげで、働くことができる人間になりました。僕を鍛えてくれた人たちに感謝しています。

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