発達障害当事者が経験した、向いていない仕事ワースト3
うつ病休職285日目です。昨日の続きです。私は広汎性発達障害(アスペルガー、ADHD)の当事者で、いままでに20の仕事を経験しています。そんな私にとって、向いていなかった仕事ワースト3はこれです。
- デザイン会社
- 不動産管理会社
- 飲食店全般
詳しく書いていきます。
1.デザイン会社
新規開拓営業と、受注後のディレクションまで一貫して担当していました。ディレクションが下手で苦手すぎて、うつ病になりました。
実はデザインの世界は、発達障害当事者にとって、向いている業界でもあります。コピーライター・カメラマン・デザイナー・映像技術者・プログラマーなど、クリエイターとして働くのであれば(天職と言えるくらいの熱意があれば)、発達障害の人に向いています。
私の場合は、ディレクターというポジションだったのですが、本当に向いていませんでした。お客様と社内制作スタッフの間に入って仕事をするんですけど、デザインとか感性って目に見えませんよね。私は聴覚で情報処理することが苦手なので、お客さんの要望を把握することや、要望をデザイナーに伝える時に非常に苦労しました。メーカーで働いているときは、品番とか価格表があったので、商談でも困らなかったのですが、デザインは目に見えないだけに、鬼門でした。
そして総合デザイン会社だったので、動画と紙とWEBの案件が同時に進行していました。これもマルチタスクが苦手な発達障害には鬼門ですね。一方で、営業からディレクションまで一貫して担当できたことで、「刺激」と「やりがい」は、大いにありました。ADHD的な飽きっぽい私でも、4年近く続けられたのは刺激的だったからでしょう。
2.不動産管理会社
不動産管理会社で働いた時は、ダメダメ人間でした。マンション営業の人たちが創業した会社で、イケイケでおっかない会社でした。私が働いているときに上場したので、いい社会勉強になりましたけど。この時のことは、あまり思い出したくありません。
上司から「お前みたいに仕事ができない奴ははじめて見たよ」と言われた記憶があります。悔しいから、宅建とりました。そういえば、イケイケ上司は誰ひとり、宅建もっていなかったなあ。
不動産管理会社って、入居者のクレーム処理が多いんですね。クレーム処理が、私はうまくできずに、本当に苦痛でした。
3.飲食店全般
居酒屋、カラオケボックス、小料理屋、バーと飲食店のアルバイトはいくつか経験しました。トムクルーズの映画カクテルを見て、かっこいいな~と思ってバーテンダーにチャレンジ。でもカクテル作るのが下手で(笑)、というより注文を覚えたり、手際よくカクテル作るのが苦手でした。
飲食店のアルバイトは結構好きでした。居酒屋の場合は厨房でレシピ見れたし、カラオケボックスの場合は接客パターンが決まっているので、さほど苦痛じゃありませんでした。でも、マルチタスクは苦手だし、やっぱり自分には向いていなかったと思います。
以上、私にとってワースト3の仕事でした。