【書評】うつの常識、じつは非常識

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うつ病休職283日目です。最近は書評が続いています。

【うつの常識、じつは非常識/井原裕著/ディスカバー携書】

井原裕先生は、精神科の専門医です。本書は「うつの8割に薬は無意味」の続編にあたります。このブログでも「うつの8割に薬は無意味」の書評を書いています。

本書では、うつ病になりやすい業種として、報道関係者、広告代理店、IT系、商社、銀行など金融業、政治家、官僚が紹介されています。私はデザイン会社勤務ですが、コンテンツ制作業界も、うつ病経験者がたくさんいます。

昔ながらの本格的な「鬱病」ではなく、最近になって増えた現代型うつ病を著者は「都市型うつ」と呼んでいます。都市型のライフスタイルが原因であり、抗うつ薬が効きにくいのが、特徴です。都市型うつは、「インテリの病」と書いてあります。

慢性的な運動不足、ノルマや納期による強烈なストレス、常にアウトプットを意識しているので脳がオーバーワーク、などいくつも原因はありますが、根本となっているのは慢性的な睡眠不足にあると結論付けています。

本書では「都市型うつ」の7つの予防策が紹介されています。根本原因が睡眠不足なので、予防策・治療法も睡眠改善を中心とした生活習慣の見直しが基本です。

  1. 週50時間睡眠
  2. 3日に1度、睡眠不足を解消する
  3. 定時起床、就床は早めに
  4. 30分の昼寝
  5. アルコールのコントロール
  6. 万歩計で歩数チェック
  7. 睡眠日誌によるセルフマネージメント

私が通っている精神科でも、この7か条を意識するように言われます。主治医は、薬を飲みたくないという私の主張を尊重してくれるので、ありがたい限りです。

ちなみに私がうつ病になった時、思い返せば週に40時間も寝ていませんでした。平日は4~5時間。土日で7~8時間かな。それでも社内では、マシな方でした。ほんとに慢性的な睡眠不足、運動不足でした。思い出すだけでも血圧があがりそう・・・

常にアウトプットを意識する、というのは、自分の得意分野なら苦痛じゃないんですね。むしろやりがいを感じる。苦手分野なのに、がんばりすぎちゃうと、うつ病になっちゃいます。私の場合は新規開拓営業は得意で「どうやってあの上場企業と取引口座を開設しようかな」とか考えるとワクワクします。その一方で、デザインやディレクション、プレゼン準備とかを考えているときは憂鬱で、無理してたらうつ病になっちゃいました。

皆さまも、苦手なことは手放して、得意な分野で社会貢献するようにしてください。苦手なことを頑張りすぎると、うつ病になりますよ!

ともかく、井原裕先生の本は、薬を飲まずにうつ病と戦う私にとってはバイブルです。上記の2冊ぜひ読んでみてください。どちらかといえば、本書の方がおススメです。

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