【書評】発達障害の原因と発症メカニズム

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うつ病休職230日目。久しぶりに書評を書きます。

【発達障害の原因と発症メカニズム:脳神経科学の視点から/黒田洋一郎著/河出書房新社】

サブタイトルは、「脳神経科学からみた予防、治療・療育の可能性」です。発達障害に関心がある方にとっては必読書です。

著者と奥様が共著で、執筆されています。たしか、夫婦のどちらかが疫学、毒性学の専門家だったかな。実は、この本を読んだのは、1年以上前です。近所の図書館で借りて読みました。記憶があいまいな部分もあります。逆に言えば、今でも覚えていることを書きたいと思います。

発達障害の原因として、農薬や環境ホルモンの影響があげられています。科学的データが多く、専門家でも疲れるボリュームです。

私がはっきりと記憶しているのが、農薬使用量と発達障害患者数の国別グラフです。確かアメリカ、韓国、日本、ほか数国がグラフで表示されていました。私はゾッとしました。

私の実家は、米や野菜をつくっていたからです。祖父母は、母に気を使って、農薬散布作業はさせなかったと記憶しています。しかし農薬をまいた翌日に、田畑に行けば…私は幼いころ、祖父母に預けられており、よく田畑に同行していたので…農薬の影響をうけている可能性が極めて大きいです。

私は広汎性発達障害の当事者(アスペルガー、ADHD傾向)です。子供のころは喘息でした。私は3歳の時に、母の実家の隣に(畑もすぐ隣にあった)引っ越しています。発達障害も喘息も、農薬は、決して無関係ではないと思います。

なお私には弟が二人います。おそらく二人とも発達障害ではないと思います。一人は宮大工、一人は不動産業界で、ずっと働いています。私のようにコロコロと何度も転職はしていません。普通にサラリーマンとして勤めています。

農薬の他にも、住宅で使われている新建材や、ソファなどで使われている接着剤などを示唆する文章もあります。著者は影響が大きいと考えたのか、建材やソファ(おそらくホルムアルデヒド)については、明言してなかったと記憶しています。

発達障害は、遺伝も確かにあると思います。しかし環境ホルモンの影響も極めて大きい。そうでないと、私の二人の弟、二人の娘のように、血をわけた肉親間で、発達障害の有無があるというのは、考えられない。私は医師でも理系人間でもないので、科学的なことは書けませんが。このように感じています。

この本は極めて重要ですので、みなさんも図書館で借りて読んでみてください。

私も、再読して、改めてレビューします。

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